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乾癬の症状と弊害

乾癬はすでになっている人ならばご承知の通り、
症状が目に見えてはっきり分かる病気です。
皮膚の表面に紅斑 (赤い発疹) ができて、かさぶたが発生します。
乾癬の症状を見たことがない人は、頭のフケを想像すると分かりやすいでしょう。
フケが頭皮からだけでなく、さまざまな部位の皮膚から剥がれ落ちるようになります。

症状の特徴

見た目の特徴

乾癬では、次の3段階で肌に異変が起こります。

紅斑 (こうはん)
皮膚が赤くなって盛り上がってきます。
円形または楕円形になることが多く、境界もはっきりしています。
鱗屑 (りんせつ)
古くなった紅斑部分が白いかさぶたになります。
文字通り、魚のうろこのような形をしたクズです。
落屑 (らくせつ)
鱗屑がフケのようにポロポロと剥がれ落ちていきます。

発症する部位・進み方

乾癬が起こる場所は人によってさまざまであり、
皮膚があるかぎり、すべての場所に発生する可能性があります。

また、症状は広がりやすく、正常な部分でも引っ掻いたりすると、
そこにも乾癬が起こってしまうことがあります。
はじめはごく狭い部分の発疹で気にしていなかったものが、
どんどん広がっていって深刻な問題になってしまったというケースが多くあります。

多くの場合、慢性的な症状であり、時間が経てば治るというものではありません。
原因や治療法が確立されていないだけに、治りにくい病気です。

生活上の弊害

乾癬はよほど体力を消耗するような症状が出ていないかぎり、
命に関わるような病気ではなく、人に移る心配もまったくありません。
しかし、下記のようなことから生活の質を著しく落とすことがあります。

かゆみで眠れない

肌の症状のため、かゆみが表れることが多い病気です。
ただ、かゆみの程度は人によって異なり、まったくかゆみを感じない人もいます。
一般的にアトピー性皮膚炎などと比べれば、かゆみは少ないようです。

しかし、それでも強いかゆみを発症するケースは少なくなく、
それによって夜も眠れない状態が続いてしまうことがあります。
また、かゆみによって肌を掻いてしまうと、乾癬はどんどん広がってしまいます。

人と気を遣う

皮膚が広範囲に渡って荒れている様子は、非常に無残な印象を与えます。
特に顔に症状が表れている場合は深刻でしょう。

症状が重い場合は、人と会うのもおっくうになり、
内気な性格になったり自信が持てなくなったりなど、
精神的な弊害を起こしかねません。
ひどい場合は、対人恐怖症などの精神疾患を誘発することも考えられます。

そうでなくても、鱗屑が頻繁に剥がれ落ちるという症状のために、
部屋を汚しやすくなり、周囲の人にも気を遣わざるを得なくなります。