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アトピー性皮膚炎

皮膚に発疹ができる病気として、
最もよく知られているのはアトピー性皮膚炎ではないでしょうか。
おそらく乾癬よりも知名度はずっと高いでしょう。
見た目の症状がよく似ているため、やはり乾癬と間違いやすい病気です。

乾癬との違い

発症メカニズムの違い

乾癬もアトピー性皮膚炎も、正確な原因は分かっていません。
ただし、両者の発症メカニズムは明らかに異なっています。

乾癬は皮膚の新陳代謝のサイクルに異常が起こった状態です。
通常は1ヶ月弱で剥がれ落ちる皮膚の角質層が、
数日間で生成から脱落を繰り返すようになってしまうことによって起こります。
なぜこのような異常が起こるのかは分かっていません。

アトピー性皮膚炎は、アレルギーによって引き起こされると考えられています。
つまり、体に何らかの刺激が加わったことがきっかけで、
皮膚の免疫システムが過剰に反応し、赤い発疹を作って体を守ろうとするのです。

症状の違い

乾癬とアトピーは、どちらも赤い発疹ができるため、見た目はよく似ています。
ただ、細かく見てみると、皮膚の状態やかゆみの強さに違いがあります。

まずは、乾癬は鱗屑 (りんせつ) という症状が皮膚に表れます。
これは皮膚の表面に白っぽいカサブタができることです。
こするとフケのようにパラパラと落ちてきます。
正常な肌でも、皮膚の表面は新陳代謝によって剥がれ落ちていますが、
その場合は微量のため、目に見えるほどの大きさにはなりません。
乾癬を起こしている肌は、大量に生成された角質層が脱落するため、
鱗屑という症状が起こるのです。

また、アトピーは激しいかゆみが伴いますが、
乾癬はまったくかゆみを伴わない場合もあります。

発症部位の違い

乾癬は肘や膝の関節の外側にできやすいのに対し、
アトピーは関節の内側に発症する傾向があります。

また、乾癬は左右のどちらか一方に発症することがほとんどであるのに対し、
アトピーは左右両方に発症します。