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光線療法

薬物療法で乾癬の症状が改善されない場合に、
光線療法と呼ばれる治療を行うことがあります。
ここでは主な光線療法として、下記3種類を紹介します。

  • PUVA (プーバ) 療法
  • UVB療法
  • ナローバンドUVB療法

紫外線の意外な効果

乾癬における光線療法とは、
いずれも紫外線 (UV = ultraviolet) を肌に照射する方法です。

紫外線というと、健康に悪い、特に肌にとっては有害なイメージがありますが、
紫外線にも種類がいくつかあります。
光線療法で使われるのは UVA (波長400–315 nm) や UVB (315~280nm) であり、
いずれも乾癬治療向けに波長を調整した紫外線です。
これらを使うことにより、皮膚の細胞の異常な増殖を抑えて乾癬を防いでくれます。

PUVA療法

PUVA療法 (psoralen‐ultraviolet A therapy) とは、
紫外線の吸収を良くするソラレン誘導体(psoralens)という薬を使った後に、
UVA を照射する治療法です。

ソラレンに UVA が照射されると、細胞核中の DNA と結合し、
細胞の増殖が抑えられます。

乾癬の光線療法では最もポピュラーなものであり、高い効果が望めますが、
太陽光線に近い波長の紫外線を浴びることにより、
肌にシミができるなどの副作用があります。

UVB療法、ナローバンドUVB療法

その名の通り、UVB を使って乾癬を治療する方法です。
PUVA療法のように薬を使用する必要はなく、
UVBを照射するだけという手軽さが特徴です。

ただ、通常のUVB療法では、やはり太陽光線に近い波長の紫外線を浴びるので、
PUVA療法と同様に副作用が出やすい欠点があります。

そこで有害な波長を取り除き、狭い範囲 (ナローバンド) の波長に限定した紫外線で治療するのがナローバンドUVB療法です。
これならば副作用が少なく、比較的安全に対症治療を行うことができます。