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比較的新しい薬

乾癬の原因が未だ解明されない一方で、新しい治療法が次々と開発されています。
ここでは比較的最近に開発された乾癬の治療薬を紹介したいと思います。
ただし、最新の薬と言っても対症療法であり、
使用によって副作用が出ることは同じなので、確実な治療法ではありません。
症状を緩和する一時的な方法として、選択肢に入れる程度にしておきましょう。

ドボネックス軟膏

ドボネックス軟膏は2000年6月から使用可能になった塗り薬で、
乾癬の直接の原因である皮膚の新陳代謝を、正常に戻す働きがある薬です。
これは、薬の成分であるビタミンDの働きによります。

使い方は、乾癬を起こしている部分に直接塗って使用します。
使用頻度は1日に2回が一般的です。

ステロイド剤よりも副作用が少ないとされていますが、
下記のような症状が出ることがあります。

  • 肌がヒリヒリする
  • 肌が赤くなる
  • 体がだるくなる
  • 食欲がなくなる
  • 尿の量が減る
  • 手や足、顔がむくむ

ドボネックス軟膏は乾癬に効果的な薬ですが、
強い異変を感じたら使用を中断して、医師に相談をしてください。

ドボネックス軟膏はアレルギー持ちの人や妊婦が使用をすると、
薬が効果が過剰に表れることがあります。

使用するときは、必ず医師の指示に従ってください。

レミケード

レミケードは生物学的製剤のひとつです。

生物学的製剤とはバイオテクノロジー技術を駆使して開発された新薬であり、
生物が作り出すたんぱく質をもとに作られています。

炎症性サイトカイン TNF-αを抑制する

私たちの体内にはサイトカインという物質が存在します。
これは細胞から細胞へ情報を伝達するたんぱく質のことです。

乾癬を発症すると炎症性サイトカインが多く作り出されます。
これは体が炎症を起こして、細胞や組織を破壊するように指示するサイトカインです。
それ自体は決して悪いものではなく、
炎症を起こすことによって、免疫を働かせて体を守ろうとするのです。

しかし、その炎症性サイトカインも過剰に働いたのならば、
不必要な炎症を起こして、最悪の場合は体を死に至らせることもあります。

乾癬も、炎症性サイトカインが過剰に働いた結果起こる症状であると言われます。

レミケードはその炎症性サイトカインの一種である TNF-α の働きを抑制し、
乾癬の症状を起こりにくくする薬です。

レミケードの副作用

レミケードには逆に言えば免疫システムを弱める薬であるため、
感染症にかかりやすくなったり、
肺炎、血液障害、遅発性過敏症などの副作用が起こることがあります。

レミケードの副作用には、体に重大なダメージを与えるものもあるので、
医師の指導をしっかり守ることが最重要です。

また、レミケードは最新技術の結晶だけに、
非常に高価であることも難点です。