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関節症性乾癬

乾癬の中には皮膚の異常だけでなく、関節痛を伴うものもあります。
それが関節症性乾癬です。
20代後半から30代にかけて多く見られます。

動けず休めずの症状

関節症性乾癬とは、紅斑、鱗屑、落屑などの症状に加えて、
膝や指、手首、足首などが炎症や変形を起こし、痛みを伴う皮膚疾患です。

この関節痛の症状は関節リウマチとよく似ています。
つまり、悪化すると激痛になり、体を動かすことが困難になるのです。
入浴やトイレ、着替えなども自分できなくなってしまいます。

もちろん、乾癬によるかゆみもありますから、
なかなか睡眠をとれなくなるケースも少なくありません。
そうなれば、動くことも休むこともできなくなります。

生命に関わるような病気でないとはいえ、非常に辛い症状です。

通常、関節症性乾癬は尋常性乾癬が悪化して発症するものですが、
突然にして関節の痛みが表れるケースも稀にあります。

関節症性乾癬の検査と治療

「たかが関節痛」と考えて放置していると、
後で激痛に苦しむことになるかもしれません。
痛みが軽いうちに治療を受けることが大切です。

まずは、関節がどのように変形しているかなどを検査します。

レントゲン写真を撮ることにより、関節の状態をチェックします。
また、関節リウマチと症状が似ているため、
血液検査をして、どちらかを判断をします。

関節症性乾癬は、乾癬と関節炎の症状の両方を治療していきます。
乾癬にはステロイド外用薬や活性型ビタミンD3、
関節炎にはメトトレキサート (抗リウマチ薬) などの薬を使います。

関節炎の痛みがひどく、上記のような薬も改善されない場合は、
生物学的製剤が使用されることもあります。
これはバイオテクノロジーによって開発された薬で、
やはり関節リウマチに高い効果を発揮する薬ですが、
肺の感染症などにかかりやすくなる副作用があります。
そのため、生物学的製剤に耐えられるかの綿密な検査が必要になります。